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としょかんでしらべものをしよう

どうやって聞く?
カウンターに来る前に
まずは百科事典
おーぱっくんで本をさがそう!
本の住所、知ってますか?
図書館にあるのは本だけじゃない
同じなかみの本を読みくらべよう!
おうちのかたへ
図書館で調べものをしよう!

図書館には、いろいろな種類の本がたくさんあります。
わたしが調べたいことは、何の本にかいてあるんだろう?
ほしい本は、どこにあるのかな?
どういう流れで調べたらいいかな?
調べものをするためには、まず図書館を知らないと!

どうやって聞く?

調べ学習のためにこども図書室に来る人は、たくさんいます。

みんなのお手伝いができるのは楽しくてうれしいことだけれど、ちょっと気になることがあるのです。

みなさんは、ほしい本がどこにあるか聞くとき、どういうふうにたずねますか?

たとえば、「鎌倉時代の本がほしいんだけど」と聞かれても、
 1.鎌倉時代を舞台にしたよみものがほしいのかな?
 2.鎌倉時代について調べたいのかな?
 3.それとも鎌倉時代に書かれた本が欲しいの?
などなど、聞かれたほうは、迷ってしまいます。

だから、もし2番の用事で来たのなら、「鎌倉時代について調べたい」と、くわしく言ってくれるとうれしいです。

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カウンターに来る前に

調べ学習でいちばん大事なことは、【テーマ】(=何について調べるか)を決めることです。
テーマがあいまいなまま調べはじめても、どこから調べたらいいのかわからないし、調べているとちゅうで、けっきょく何を調べていたのか自分でもわからなくなってしまいます。

……とはいえ、テーマって先生が決めていますよね。

ところが、先生が宿題で出すテーマは、大きいばくぜんとしたものが多いんです。

そこで、テーマを大きいものから小さいものへ【しぼりこんでいく】作業を、まずは自分でやってみましょう。

たとえば、「鎌倉時代」というのは大きすぎるテーマだから、「鎌倉時代の人物」「鎌倉時代の建てもの」「鎌倉時代の食べもの」など。
テーマが少しずつはっきりとしてきましたね。

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まずは百科事典

「でも、小さいテーマってどこからでてくるの?」という人は、まずは百科事典で調べてみることをおすすめします。

ことばの意味がわからないときにひくために辞典があるように、ものごとの意味がわからないときにひくためにあるのが事典です。

テーマが決まっている人でも、百科事典は、なにか調べたいものがあったとき、いちばんさいしょに手にとってみるといい便利な道具です。

★中央図書館にあるこども向け百科事典

⇒『ポプラディア』(ポプラ社/2002)
⇒『ニューワイド学習百科事典』(学研/2002)
  (借りられないけど、『世界大百科事典』(平凡社)もあるよ!)

★百科事典を使いこなそう!

百科事典は、たくさんのものごとについて書いてあるため、とても厚い本です。
だから、どこになにが書いてあるのかを探すために、【目次(もくじ)】と【索引(さくいん)】を使いましょう。

【目次】はたいていの本についているから知っている人も多いでしょう。本の最初のほうにあって、どういう内容のことが何ページから書いてあるかがわかります。

【索引】は知りたい言葉が、何ページに出ているかがわかります。目次だと1ヵ所にしかないように思えることばが、索引だと3ヵ所にあるとわかることがあります。

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さて、本が決まったところで、その本がどこにあるのかを知りたい。

そういうときは、カウンターに聞きに来てくれればもちろんお答えしますが、図書館には、おーぱっくん(OPAC)といって、図書館のどこに何の資料があるか調べる機械があります。

だから、すぐに聞くのではなくて、まずはおーぱっくんで探してみましょう!

★おーぱっくんを使うときに知っておくと便利なこと

おーぱっくんには、図書館流のとくべつな調べかたがあります。

(【調べる】を図書館で使う言葉では、【検索(けんさく)する】といいます。)

【AND(あんど)検索】

これは、「ボク」と「オウサマ」という文字が題名に入ることは知っているけれど、「ボクノオウサマ」だったか「ボクタチオウサマ」だったか忘れてしまった! というときに便利です。

 1.上の段(だん)には「ボク」、下の段(だん)には「オウサマ」を押す
 2.そこで「さがす」ボタンを押す

そうすると、「ボク」と「オウサマ」が題名に入っている本が検索できます。

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本の住所、知っていますか?

図書館の本は1冊1冊全て、置く場所が決まっています。

絵本が読みもののところにあったら困るし、外国のおはなしのところに調べものの本があったら困りますよね。

それを見わけるために、図書館では本に目印(めじるし)をつけています。それが【ラベル番号】。本の背中、背表紙(せびょうし)の下のほうに書いてある数字や記号のことです。

絵本はアルファベットとカタカナ(Eエなど)、調べものは数字(457など)です。

特に絵本には色シールをはってわかりやすいようにしてあります。
ラベルを見て、本を探したり戻したりしてみてください。

★迷子の本について

あるはずの場所にない【迷子の本】が、実はけっこうあります。

書架(しょか)から出したあと、めちゃくちゃなところへ入れられてしまった本です。

そのあと、どうなるでしょう? その本を探している人が書架を探しても見つからず、困ることになってしまうのです。

もしも迷子の本を見つけたら、仲間のところに戻してあげてください。

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図書館にあるのは本だけじゃない

中央図書館の3階には【電子資料閲覧端末(でんししりょうえつらんたんまつ)】があります。

電子資料閲覧端末(でんししりょうえつらんたんまつ)では、インターネットを使って調べものをすることができます。

※電子資料閲覧端末を使うときは、【かしだしけん】が必要です。そのほかにも、守ってもらわなければいけないお約束があります。使うときは、きまりを守って使ってください。)

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おなじなかみの本をよみくらべよう

よく、調べていたものについてかかれている本を1冊だけ借りて帰ってしまう人がいます。
でも、その1冊にかかれていることって、本当に正しいのでしょうか?
実は、本によって、載(の)っている情報が違うこともあるのです。
調べ物をするときは、いろいろな本を読みくらべてみることをおすすめします。

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おうちのかたへ

お子さまの調べものに関して、保護者の方がカウンターにお尋ねになることがよくあります。お子さまの代わりに聞いてあげているときもあれば、お子さまはいらっしゃらず保護者の方だけがいらしてお尋ねになるときもあります。

調べ学習に際して、お子さま向けの資料が充実しておらず、最終的に大人向けの資料に頼らざるを得ない場合もあり、大人の方の手助けが必要なことはあります。けれども、基本的に調べ学習は、お子さま自身が物事を調べるツールを知り、調べ、それをまとめるという過程を重視しています。

また、保護者の方は課題を直接聞いていないため、曖昧なまま来館なさる方が多く、調べる内容をお子さまに確認していただいてから、再度ご来館下さるようにお願いすることもたびたびあります。

保護者の方がお子さまの代わりに調べものをやってあげるのではなく、お子さま自身が図書館へ来て、自分で調べ学習を進めていくよう支えてあげてください。

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