このコーナーでは 図書館のしくみを すこしずつしょうかいするよ!
みんなも 図書館ものしりはかせをめざそう!
(2007年 1-2月号 より)
今回のものしりはかせは「かわいそうな本たち」!
図書館の本の最後 以前のものしりはかせで本の修理の話をしました。 (→ここからとべるよ!) 修理すれば、元どおりとはいえないまでも、 書架(しょか)に戻すことができる本はたくさんあります。 けれど、なにをしても書架(しょか)に戻せない本も、やっぱりあります。 長い間みんなの手に渡って読まれてきた本は、どうしても壊れやすくなります。 もうこれ以上は無理かなと判断して、図書館の書架(しょか)から なくすのも図書館の人の仕事です。 また、書架(しょか)から抜いた本は捨てるだけではなく、 団体貸出の本を選びに来た先生方に持って行ってもらったり リサイクル置き場に置いたりもします。 |
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かわいそうな本たち ここしばらく、中央図書館こども図書室の出入り口にあるとうめいなケースでは、 「かわいそうな本たち」という特集(とくしゅう)をくんで、 いろいろな本を紹介しています。
かわいそうな本というのは、本の内容が「かわいそう」なのではなくて、
本自身が「かわいそう」な状態になってしまった本のことです。
借りた本を開いてみたら、こんな風になっていたらどうでしょう。
いやな気分になりませんか? |
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なぜ弁償(べんしょう)しないといけないの? もしも、借りた本を「かわいそうな本」にしてしまったら? 図書館では、同じ本を買って返してもらうことになっています。 これを弁償(べんしょう)といいます。 どうして弁償(べんしょう)しないといけないのか、わかりますか? みんなのお父さんやお母さんが払っている税金(ぜいきん)で、 図書館というものは成り立っています。 それなら買って返さなくても、図書館が買いなおしてくれればいいじゃないかと思いますか? でも、よく考えてみて下さい。 図書館の本はあなたの本ではなくて、みんなの本です。 あなたが「かわいそう」にしてしまった本を、 みんなのお金で買うというのはおかしくありませんか? それに、新しい本が毎日次々と出版されています。 「かわいそう」な本を買いなおすより、 新しい本をたくさん買った方が良いですよね! |
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