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としょかんものしりはかせ

ものしりはかせ

このコーナーでは 図書館のしくみを すこしずつしょうかいするよ!
みんなも 図書館ものしりはかせをめざそう!

今回のものしりはかせは、

「本の修理(しゅうり)」


クレヨン 1. はじめに


図書館にはたくさんの本があります。
でも、昔からある古い本や、なんども借りられている本は、
よごれてしまったり、こわれてしまったりすることがあります。
本の修理は図書館の人のだいじな仕事のひとつです。
今回は本の修理のなかでもおもな3つを説明します。



クレヨン

クレヨン 2. ページのやぶれ


まず、本がやぶれてしまったときの修理です。
本がやぶれたときは専用のテープをはります。

テープ

このテープはとても丈夫(じょうぶ)にできています。
太さもいろいろあるので、大きさに合わせて、専用のはさみで切ります。
たまにおうちのセロハンテープで直して、
かえしてくれるおともだちもいますが、
セロハンテープは時間がたつと色が変わってよごれてしまいます。
セロハンテープをはってしまった本は、溶解(ようかい)材という、
シールをはがす液体を使ってはがさないといけません。

溶解材

本がやぶれてしまったときは専用のテープで修理するので、
かならず図書館の人に教えてくださいね。



クレヨン

クレヨン 3. ページのはずれ


次はページがはずれてしまったとき、
本が根元からわれてしまったときの修理です。
まずこの図を見てください。

図

本のそれぞれの場所には名前がついていることを知っていましたか?
本の根元の部分は「のど」とよばれているので、
そこがわれてしまったものを「のどわれ」と呼んでいます。

のどわれを修理するときは専用ののりを使います。

のり

おうちで使うのりではうまく付かないので、専用のものを使っています。
たくさんぬりすぎないように竹ぐしでのりをつけていきます。
のりがかわくまでは、輪ゴムでしっかり固定しておきます。





クレヨン

クレヨン 4. 水ぬれ


さいごに、本がぬれてしまったときの修理です。
ぬれた本をそのままにしておくと、
紙がふやけて本のかたちが変わってしまいます。
水にぬれたところも色が変わってよごれてしまうので、
すぐにかわかさないといけません。

本がぬれてしまったときは、ぬれたページに1枚1枚紙をはさみます。
この紙が水をすいとってくれます。
そしてページをまっすぐにするために本を上からおさえつけます。
その時にこの道具を使います。まず、角の4つのネジをまわして、
上の板を持ち上げます。上の板と下の板の間に本をはさみ、
ネジをしめておさえます。

道具

みんなが持っているノンタンの袋は水をはじく布ではありません。
雨の日に本をそのまま入れると、水がしみてしまいます。
ぬれないようにビニールに入れてから持ち歩いてくださいね。





クレヨン

クレヨン 5. おねがい


図書館の本の修理についてたくさん知ることができましたか?
本を長く大切にするために専用の道具がたくさんありましたね。
図書館の本はみんなの本です。次の人が借りたときに、
いやな思いをしないように、大事に読んでくださいね。
もし、こわれている本を見つけたとき、自分でこわしてしまったときは、
図書館の人に教えてください。

専用の道具たち

参考文献(さんこうぶんけん)
『かんたん楽しい手づくり本 1』
水野 真帆 作
出版社:岩崎書店 発行年:2011年12月
ISBN:978-4-265-02991-4



クレヨン


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