2025/01更新（中央図書館所蔵資料)

中央図書館では調べ物用に地図資料を所蔵しています。地図の種類や形態によって置いてある場所が異なっていますので、分類番号や館内の書架配置図などを参考にお探し下さい。この「地図資料についてのご案内」の中にも、どの棚にあるかを表記しています。

『ゼンリン住宅地図』	3階カウンター内	住宅地図は、建物名や建物ごとの住居者を記載している地図の総称で、数社で発行されていたが現在入手できるものはゼンリンの住宅地図のみ。中央図書館では江戸川区（毎年更新）と江戸川区近隣の葛飾区・江東区・墨田区・足立区・市川市・浦安市（2年毎に更新）と前記以外の東京市区町村(島除く)・松戸市・船橋市・習志野市（4年毎に更新）を所蔵。

『スーパーマップル』／ 『県別マップル』	3階棚番号7	道路地図は地域別道路地図『スーパーマップル』と、都道府県別道路地図『県別マップル』を所蔵。 （県別マップルの北海道はスーパーマップルと同一地域のため発行されていない）

特大大型地図	3階棚番号17. 18. 19の上段	特大大型地図資料は『昭和前期日本商工地図集成』や『戦災復興期東京1万分の1地形図集成』などのように、46×63ｃｍ形状の地図集成の形をとった資料で、持ち運びしづらい形態のためその場で本が開けるよう平積みで所蔵。
大型地図	3階棚番号17の下段	大型地図資料は『帝都地形図』（全6冊）や『東京都（区部）都市計画地図集』などのように、たてよこが30ｃｍ以上の大きな資料。『帝都地形図』で江戸川区の地域は第5集に収録。

『航空写真』／ 『東京航空写真地図』など	3階カウンター内、棚番号17の下段	江戸川区の上空から米軍や国土地理院により撮影された航空写真は、年代による地形の移り変わりが分かりやすい。中央図書館では1936、1944、1947、1948、1963、1974年の5期分を所蔵。 その他に冊子体の『空から見た東京』(1979年撮影)、『空から見た東京23区』（1983年撮影）もあり。 『東京航空写真地図』（全3冊）は、1953年撮影の航空写真の上に住所や建物などが記入されたトレーシングペーパーが付され、写真と地図を比較できる。江戸川区の地域は第1集に収録。

現在の地図	3階窓際の壁面地図用引き出し棚、棚番号18の下段	縮尺・形式別に作成された1枚ものの地図資料で、地形図（1万/2万5千/5万分1）、地勢図（20万分1）、土地条件図、土地利用図、火山基本図、地盤沈下等量線図、治水地形分類図を所蔵。（所蔵している地域はそれぞれの地図で異なる） 1万分1地形図は折り図のため、地図用引き出し棚とは別に地域ごとに箱入れして所蔵。 （1万分1地形図は発行されていない地域あり）
旧版の地図（現在の地図と同縮尺の地図）	3階棚番号17. 18の中段	国土地理院で発行している旧版地図のうち、明治以降からの江戸川区周辺の地図（1万/2万5千/5万分1地形図・20万分1地勢図）を、縮尺・地域ごとに分類してファイルで所蔵。
迅速測図(2万分1)	3階棚番号17の中段、3階カウンター内	国土地理院で発行している旧版地図のうち、2万分1迅速測図はドイツ式の簡易測量法を用いた一色刷りの地図で中央図書館では江戸川区周辺の地図を所蔵。 ○参考 国土地理院発行以外に『2万分1迅速測図原図復刻版（フランス式彩色地図）』あり。これは明治13～19年にかけて陸軍参謀本部によって実施されたわが国初の広域測量による地図だが、まもなくドイツ式に軍制が変更されたことにより公刊されなかったため一般に普及していない。

江戸川区が発行している「区の概要」を様々にあらわした地図。代表的な地図には以下のようなものがある。

江戸川区の地図（区勢要覧図）	3階カウンター内	発行時点での江戸川区の様子（町丁名・番地・人口など）がわかる地図。
地域地区図／ 日影規制区域図	3階カウンター内	土地の用途（住宅・商業など）や建ぺい率、日影規制区域など建築関係の基準を示した地図。
都市計画施設図	3階カウンター内	道路や公園、河川などの都市計画を示した地図。
水害ハザードマップ／ 地震防災マップ	3階カウンター内	大規模な水害、地震が発生した時にどのような行動をとるべきか参考になる情報を示した地図。
住居表示新旧対照案内図	3階カウンター内	住居表示変更を施行した地域ごとに作成され、住居表示の変更前と変更後の住所を明示した地図。
通学区域図	3階カウンター内	江戸川区立小・中学校の統廃合や移転に伴う校区の変更があったときに作成される地図。

一枚ものの地図で江戸川区に関連した古い絵図・地図（複製もあり）を所蔵。発行元や発行年がはっきりしていない資料もある。

一枚ものの地図の例	3階窓際の壁面地図用引き出し棚、3階カウンター内	『安政江戸近郊図』（1857年の複製：江戸時代） 『第十一大区六小区武蔵国南葛飾郡西小松川村地引絵図』(1877年頃：明治初期) 『東京府南葛飾郡全図』（1905年・縮尺1:24000：明治後期） 『最新大東京地図　城東』（1925年・縮尺1：25000：大正時代） 『沿線案内　城東電車』（1925年頃の城東電車の路線図：大正時代） 『松江町地番明細図』(1931年・縮尺1：4000：昭和初期) 『南葛飾郡小岩村と周辺今昔』（平成と明治末を重ね合わせて作成された個人作成の絵図）

路線価図	3階郷土行政資料コーナー	路線価は、路線（道路）に面する標準的な宅地の相続税や贈与税の算定に用いるもので評価は国税庁が実施する。江戸川区の部分は東京国税局管内の第7分冊に収録。