図書館員のおすすめ詳細(こども)
どの本よんであげようか【幼児向け】
ちいさなたいこ | |
松岡 享子/さく 秋野 不矩/え | |
福音館書店 | |
どこからか楽しそうな祭りばやしが聞こえてきます。心の優しいおじいさんとおばあさんが行ってみると、二人が育てた大きくて立派なかぼちゃからでした。中をのぞいてみると、ちいさな人たちがおはやしに合わせて楽しそうに踊っているではありませんか。ところが、あるばん、ふたりが楽しみにしていたおはやしが聞こえてきません。いったい、どうしたのでしょう。 ●ご予約はこちら |
読み聞かせ所要時間:8分 |
おもいおいも | |
木坂 涼/作 どう なつみ/絵 | |
教育画劇 | |
みんなで大きなおいもを運んでいると、泣き声が聞こえてきました。「頑張って大きく育ったのに、重いなんてひどい」とおいもが言うのです。めそめそおいもを笑顔にできるのでしょうか。一緒にかけ声をかけながら読みたい本です。 ●ご予約はこちら |
読み聞かせ所要時間:3分 |
りんごのき | |
エドアルド・ペチシカ ぶん ヘレナ・ズマトリーコバー え うちだ りさこ やく | |
福音館書店 | |
雪のつもった庭に生えている、1本のりんごの木。マルチンは木にりんごがなるように、お世話をします。雪が解け、春がくるとみつばちもお手伝いしてくれます。夏になると、おひさまがてりつけ元気がなくなった木に、マルチンは水をやります。やがて秋になり、木の葉がきいろくなると、りんごはあかくなりました。マルチンはうれしそうにりんごをもってかえります。 りんごの木を通じて、四季を感じられる絵本です。りんごのおいしい季節にどうぞ。 ●ご予約はこちら |
読み聞かせ所要時間:8分 |
どの本よんであげようか【低学年向け】
きつねとぶどう | |
イソップ/原作 しもかわら ゆみ/文・絵 | |
あかね書房 | |
ねずみのイソップのところに、子ねずみたちが「なにかおはなししてよ」とやってきました。イソップは「きつねとぶどう」を話して聞かせます。おはなしを聞き終わったこどもたちの感想は……?優しく気持ちをくみ取ってくれる絵本です。 ●ご予約はこちら |
読み聞かせ所要時間:3分 |
5ひきのすてきなねずみ おんがくかいのよる | |
たしろ ちさと/さく | |
ほるぷ出版 | |
かえるの音楽会を聴いた5ひきのねずみは、その歌声の素晴らしさに心打たれました。でも、かえるの音楽会にねずみはお断りだと、追い出されてしまいます。楽器を作れば自分たちで音楽ができる!ねずみたちは空き缶やマッチ箱で工夫して楽器を作り、音楽会を開きます。今度はねずみたちの音楽会にかえるたちがやってきて……。心を開くことの大切さを教えてくれる楽しい絵本です。 ●ご予約はこちら |
読み聞かせ所要時間:8分 |
えんどうまめばあさんとそらまめじいさんのいそがしい毎日 | |
松岡享子 原案・文 降矢なな 文・絵 | |
福音館書店 | |
えんどうまめばあさんとそらまめじいさんは、とても働き者。毎日まめまめしく働いて過ごしています。ただ、二人ともやりたいことが見つかると、今やっていることをほうりだしてでも、やりたいことをはじめてしまう困ったくせがあります。うさぎに草をあげようとしたら、小屋が壊れていることに気がつき、小屋を直そうとしたらおじいさんの作業着に穴があいていることに気づき……あれ、最初にしていた仕事はなんだっけ? ゆかいでたのしい、暮らしの絵本。 ●ご予約はこちら |
読み聞かせ所要時間:6分 |
どの本よんであげようか【中学年向け】
しましまかしてください | |
林 なつこ/作 | |
教育画劇 | |
しまうまと友だちになりたくて、はちやとらから、しましまを借りたぞうくん。しまうまと遊ぶ時間が楽しくて、しましまを返すことをわすれていたある日、しましまを借りたみんなから「ねえ、もうしましまを返してちょうだい」と言われてしまい…。 ●ご予約はこちら |
読み聞かせ所要時間:2分 |
めもあある美術館/「水曜日のクルト」より | |
大井 三重子/著 | |
偕成社 | |
めもあある美術館にはたくさんの部屋があるのに、入れるのは自分の名前が書かれた木札がかかっている部屋だけです。部屋にはたくさんの額がかかっていて、一枚一枚その人の思い出が描かれています。全部見ても、その先に額だけが無数にかかっているのです。これからどんな絵がかけられるのでしょう。自分の部屋ならどんな絵がかかっているのでしょう。親子で読んでみたいお話です。 ●ご予約はこちら |
読み聞かせ所要時間:13分 |
パンのかけらとちいさなあくま | |
内田 莉莎子/再話 堀内 誠一/画 | |
福音館書店 | |
びんぼうな木こりの小さなお弁当を、小さなあくまが持っていってしまいます。小さなあくまは、おもしろいことをしてやったと、とくいがお。ところが、大きなあくまたちに怒られてしまいます。「あやまりに行け、木こりのために働いてこい」。そこで小さなあくまは木こりが許してくれるように、それはそれは大きな仕事をやってのけます。 ページいっぱい広がる金色の小麦に秋を感じます。悪いやつがやっつけられる痛快なおはなしです。 ●ご予約はこちら |
読み聞かせ所要時間:9分 |
どの本よんであげようか【高学年向け】
この計画はひみつです | |
ジョナ・ウィンター/文 ジャネット・ウィンター/絵 さくま ゆみこ/訳 | |
鈴木出版 | |
のどかな土地に研究のために集められた科学者たち。何かを作ろうとしています。その計画はぜったいにひみつ。そして急いでいます。必死で研究し、実験が成功したとき、できあがったのは原子爆弾でした。この話は実話です。この成功の三週間後に日本に原子爆弾が落とされたそうです。この絵本を読んで平和について考えてみませんか。 ●ご予約はこちら |
読み聞かせ所要時間:8分 |
わすれたって、いいんだよ | |
上條 さなえ/文 たるいし まこ/絵 | |
光村教育図書 | |
るりのおばあちゃんは沖縄料理店をやっています。なんでも作れてやさしいおばあちゃん。るりの誕生日にはごちそうを作ってお祝いしてくれるのに、おばあちゃんは誕生日がいつかも教えてくれません。そこにはおばあちゃんが小さいときの悲しい記憶がありました。ある日、おばあちゃんが認知症と診断されます。いろんなことを忘れてしまっても、悲しいことばかりではありません。「わすれたって、いいんだよ」温かくやさしい気持ちになれる絵本です。 ●ご予約はこちら |
読み聞かせ所要時間:10分 |
よるのびょういん | |
谷川 俊太郎/作 長野 重一/写真 | |
福音館書店 | |
朝からの腹痛に加え、夜に高い熱がでたゆたかは、救急車で病院に搬送されます。病院につくと当直の先生が診察をしてくれ、すぐに手術をすることになりました。先生はほかの先生も呼び出すと、より詳しく検査をして緊急手術の準備をしていきます。検査の結果は盲腸炎。先生の正確で素早い指先によって手術は無事に終わります。 夜の病院は静か。けれどもその中で眠らずに働く人たちがいます。普段は見られない夜の病院での様子が白黒写真で描かれた絵本。1985年の復刻版。 ●ご予約はこちら |
読み聞かせ所要時間:5分 |