図書館員のおすすめ詳細(こども)

どの本よんであげようか【幼児向け】

『えらいえらい!』 『えらいえらい!』
ますだ ゆうこ/ぶん 竹内 通雅/え
そうえん社
いろいろなものの良いところを見つけて褒めていく、みんなが前向きになれる絵本です。色使いもとってもカラフルで目を引きます。また、拍手のところで読み手が拍手をすると、子どもも一緒に拍手をしてくれ、盛り上がります。大人数の読み聞かせにもおすすめです。
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読み聞かせ所要時間3分
『ゆきをしらないこねこのおはなし』 『ゆきをしらないこねこのおはなし』
エリック・ローマン/作 長滝谷 富貴子/訳
あすなろ書房
4匹のこねこのきょうだいは雪を見たことがありません。ものしりなにいちゃんねこが言うには雪が降るとさむくて、びしょぬれになって、埋もれてしまうそうです。それを聞いたおとうとねこといもうとねこはなんてこわいんだろうとおびえますが、すえっこねこだけは面白そう!と無邪気に喜びます。そして冬になって、雪が降るとすえっこねこだけが家を飛び出して…。
かわいいこねこのきょうだいたちの春夏秋冬の暮らしを描く、冬が楽しみになる絵本です。
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読み聞かせ所要時間2分
『つばきレストラン』 『つばきレストラン』
おおたぐろ まり/さく
福音館書店 
寒い冬になり、つばきが元気に花をさかせると「つばきレストラン」が開店します。メニューはとってもあまい蜜だけ。お腹をすかした鳥たちが、次々と飲みにやってきました。雪がふっても休むことなく、つばきレストランはお客さんを迎えいれます。そして、時々人間のお客さんもやってきます。つばきの花に指をいれて、なめてみると……あまい!
冬の街を歩いていると、いたるところにつばきの花を見かけます。近所のつばきレストランには、どんなお客さんが来ているでしょうか?
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読み聞かせ所要時間2分

どの本よんであげようか【低学年向け】

『ゆきのようせい』 『ゆきのようせい』
松田 奈那子/作 石黒 誠/監修
岩崎書店
秋の終わりに目を覚ましたゆきむし。ちょうちょさんに飛び方を教わり、生き物たちに冬のおとずれを知らせにゆきます。しかし、どの生き物も、冬がくることをもう知っているようで……。
北海道から東北地方で見られる「ゆきむし」を鮮やかな色でかわいく描いた、冬のはじまりにぴったりの絵本です。
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読み聞かせ所要時間4分
『やまねのネンネ ねぼすけやまねネンネのおはなし』 『やまねのネンネ ねぼすけやまねネンネのおはなし』
どい かや/作・絵
BL出版
冬眠中のやまねのネンネは、寝ぼけて木のおうちからころりと落ちてしまいます。落ちても気づかずぐっすりと眠ったままのネンネは人に拾われたり、カラスに狙われたりと大ピンチ!いったいどうなってしまうのでしょうか?
何があっても起きないねぼすけヤマネの、現実のできごとと夢のなかのようすが交互に描かれるのがなんとも楽しい絵本です。現実と夢のパートを2人で手分けして読み聞かせしてみるのも面白いかもしれません。
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読み聞かせ所要時間4分
『はたらきもののじょせつしゃけいてぃー』 『はたらきもののじょせつしゃけいてぃー』
ばーじにあ・りー・ばーとん/ぶんとえ いしい ももこ/やく
福音館書店
けいてぃーは、キャタピラのついた真っ赤なトラクター。町の道路管理部で働いています。大きく強いけいてぃーは、仕事に合わせて部品を変えながら、道路を直したり、雪かきをしたり、池に落ちたスチームローラーを救ったりする仕事をしています。
冬になり、けいてぃーはブルドーザーを外して除雪機を付け、雪が降るのを待っています。ある日、2階の窓まで積もるほどの雪が降り、町全体が動けなくなってしまいます。しかし、ただひとり動けたのは、けいてぃーでした。困っている人たちのために、ゆっくりじっくり雪をかき除けながら前進し、町のために働きます。
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読み聞かせ所要時間7分

どの本よんであげようか【中学年向け】

『みずうみ色のウィピル』 『みずうみ色のウィピル』
すけの あずさ/作
BL出版
ラサは、はたおりがとても上手な女の子です。ラサはいつも、マヤに昔から伝わるウィピルという色鮮やかな服をおって、市場に売りに出掛けます。しかし、喋るのが苦手なラサ。綺麗なウィピルもなかなか売れません。落ち込むラサに声をかけたのは、なんと喋る魚でした。少しずつ魚と話していくうちに、ラサはだんだん明るくなり、よく笑うようになります。そんなある日、ラサが魚に会えなくなってしまい、病気がちになってしまいます。心配した魚は覚悟を決めて……。
ある村に伝わる、みずうみ色のウィピルのお話です。
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読み聞かせ所要時間5分
『ずんたたくん』 『ずんたたくん』
戸田 和代/さく 石倉 ヒロユキ/え
佼成出版社 
冬の夜、おとうさんとおかあさんにもうねなさいと言われても、くまの子どものくまくまはまだ眠くありません。まだ眠るのはもったいないとこっそりお散歩に出かけると、山の子どものずんたたくんに出会います。これからとってもすてきなところへ行くというずんたたくんに、くまくまはどうしても一緒に行きたいとお願いして…ふしぎな夜のぼうけんがはじまります!
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読み聞かせ所要時間7分
『フランス民話 きこりとおおかみ』 『フランス民話 きこりとおおかみ』
やまぐち ともこ/さいわ ほりうち せいいち/え
福音館書店 
 ある冬、食べ物を探していたおおかみは、きこりの家に忍び込みます。
ちょうどそのとき、きこりとその奥さんはスープを作っていました。おおかみがきこりの夫婦とスープのどちらから食べようかと悩んでいるうちに、きこりの夫婦はおおかみのあたまにあついスープをかけ、追い払います。
それから一年後、きこりが森で木を切っていると、そのときのおおかみが群れを従えて襲いかかってきました。きこりは木のてっぺんまで逃げますが、おおかみたちはおおかみの肩の上にどんどん飛び乗っていき、ついには木こりに届きそうになります。
そのとき、スープのことを思い出したきこりは、おおかみを追い払う良い方法を思いつきます。
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読み聞かせ所要時間6分

どの本よんであげようか【高学年向け】

『きつねのホイティ』 『きつねのホイティ』
シビル・ウェッタシンハ/さく まつおか きょうこ/やく
福音館書店
スリランカの小さな村に、食いしん坊なきつねのホイティがやって来ます。おいしそうなにおいのする家をのぞくと、おかみさんとだんなさんがご飯を食べていました。ほかほかご飯、ココナッツミルクのカレー、とうがらし味の魚フライ。食べたくてたまらないホイティは、あるいいことを思いつきます。
小さな子から大人まで楽しめるゆかいなおはなしです。スリランカの文化にもちょっぴり触れることが出来ます。
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読み聞かせ所要時間12分
『星と月のコレクション』 『星と月のコレクション』
林 完次/著
フレーベル館
空気が澄む冬は、天体観測にもってこいの季節です。この本では子どもの目でも見つけやすい天体現象をたくさん紹介しています。四季折々に見える星座や月の満ち欠けのようすのほか、もっと詳しく星を見るためのアイテムなども知ることができます。
星に興味のある子は好きな分野をじっくり読んでみてください。まだそれほど興味がないよという子は、まずはゆっくり色々なページを眺めてみてはいかがでしょうか。流星群や月食などの特別な天体ショー、星座にまつわる伝説…きっと気になるページが見つかりますよ。
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読み聞かせ所要時間15分
『トラブロフ バラライカにみせられたねずみ』 『トラブロフ バラライカにみせられたねずみ』
作/ジョン・バーニンガム 訳/秋野 翔一郎
童話館出版
トラブロフは、ヨーロッパの寒い、ちいさないなか村の宿屋に住む、ねずみです。家族みんなで暮らしています。トラブロフが住む宿屋では、夜、酒場で楽士たちが音楽を奏でます。トラブロフは、楽士の奏でるバラライカの音色が大好きで、寝るのも忘れてしまうほど聞きいっていました。
ある時、木工職人のナバコフじいさんが、トラブロフのために、バラライカを作ってくれます。念願のバラライカを手に入れたトラブロフが、酒場で練習をしていると、楽士が手ほどきをしようと声をかけてくれます。ところが、楽士は今夜、宿屋を旅立ってしまうというのです。そこでトラブロフは、家族に内緒で楽士の旅について行く決心をします。
冬の長い夜にじっくり読んであげたい一冊です。
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読み聞かせ所要時間14分
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