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森と山と川でたどるドイツ史 森と山と川でたどるドイツ史
池上俊一/著
岩波書店
2015年発行  ISBN 978-4-00-500817-9
 この本を読むと、ドイツの歴史のおおまかな流れがわかります。ドイツの国民性や歴史、文化を語るには「森」が欠かせない、自然との深い関わりがそれらを作り上げている、と著者は述べています。環境先進国であること、なぜヒトラーが現れたのか、などについても、この視点から書かれています。もっと知りたくなった人は、文中やあとがきに出てくる参考文献を活用してください。
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ベルリン1919 上・下 赤い水兵 ベルリン1919 上・下 赤い水兵
クラウス・コルドン/作  酒寄 進一/訳
岩波書店
2020年発行  ISBN 978-4-00-114621-9(上)、978-4-00-114622-6(下)
 1919年、ドイツの歴史が大きく動いたベルリンの様子が、13歳のヘレの目を通して描かれています。時代の波にのまれていく人々。町や学校、周りの大人たちの様子から、子どもであるヘレはどんなことを感じ、考えたのでしょうか。フィクションではありますが、当時の様子を垣間見ることができます。
『ベルリン1933 上・下』ではヘレの弟15歳のハンスが、『ベルリン 1945 上・下』ではヘレの子ども12歳のエンネが主人公となり、それぞれの時代を物語っています。
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クラバート クラバート
オトフリート=プロイスラー/作  ヘルベルト=ホルツィング/絵  中村 浩三/訳
偕成社
1986年発行  ISBN 978-4-03-726110-8
 このお話は、作者であるオトフリートが少年時代に出会ったドイツの伝説が題材になっています。
 少年クラバートが夢に誘われて水車場の見習いとなり、11人の職人たちと魔法を習いながら過ごす3年間の物語です。さまざまな謎が少しずつとけていくところから、最後の命をかけての対決まで、ずっと物語にひきつけられます。
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アウトバーン アウトバーン
クラフトワーク
東芝EMI
1998年  TOCP-50578
 ベルリンの壁崩壊後、ドイツにテクノミュージックが広がり、ベルリンは「テクノの聖地」となったそうです。そのきっかけともいえるのが、電子音楽の父といわれる「クラフトワーク」。日本のミュージシャンにも影響を与えています。「アウトバーン」は英米でもヒットし、「クラフトワーク」の名を世界に知らしめることになった曲だそうです。
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