図書館員のおすすめ詳細

ボーダレス・ケアラー ボーダレス・ケアラー 生きてても、生きてなくてもお世話します
山本 悦子/著
東京創元社
2021年発行  ISBN 978-4-652-20430-6
夏休み、認知症になったばあちゃんの介護をすることになった。
豆柴の豆蔵は先月死んだはずなのに、なにも繋がれていないリードを持って、ばあちゃんは毎朝散歩に出かけている。一緒に散歩についていったとき、思い立ってリードを持たせてもらった。すると、奇妙な感覚とともに豆蔵が目の前に現れたんだ。
豆蔵を通じてあの世とこの世の境に立っている「ボーダー」が見えるようになった海人と、境界のない人たちとの出会いは心が温かくなります。
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不思議な尻尾 不思議な尻尾
マーガレット・マーヒー/著  山田 順子/訳
東京創元社
2014年発行  ISBN 978-4-488-01038-6
プロディジィ・ストリートに引っ越してきたトムは、通りの大きな屋敷にやってきた不思議な男と、その飼い犬のネイキーに出会います。トムが、花が咲いてほしいと願った時、ネイキーが尻尾を上下にぴこぴこ振ると、冬の冷たい風が吹く中、庭のプラムの木に花が咲き始めました。ネイキーは願いを叶える魔法の尻尾を持つ、特別な犬でした。
ネイキーの視点からも物語が描かれていて、犬がどんな風に人間たちを見ているのか、想像してみるのも楽しいお話になっています。
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くらべる・たのしいにたことば絵辞典 くらべる・たのしいにたことば絵辞典
ニシワキ タダシ/著  山口 謠司/監修
PHPエディターズ・グループ PHP研究所(発売)
2019年発行  ISBN 978-4-569-84383-4
擬音語・擬態語って似たものがあるなぁ、と思ったことがある人も多いでしょう。そこに注目したのが、この本です。
見開きの右側にオノマトペが、左側には似たような語感の言葉がのっていて、両側にあるイラストは二コマ漫画のようになっています。ページの下のあたりには言葉の意味も書いてあって、勉強にもなります(きっと)。「わんわん」は左側のページにあります。いったいどの言葉のそっくりさんでしょうか。確認してみてください。「のらいぬくらい」というのもあります。
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おおきな木 おおきな木
【新】シェル・シルヴァスタイン/作 村上 春樹/訳 あすなろ書房
【旧】シエル・シルヴアスタイン/さく・え ほんだ きんいちろう/やく 篠崎書林
【原書】『THE Giving Tree』by Shel Silverstein HarperCollinsPublishers
 
 
小さい頃に読んだことを、思い出す人もいるでしょう。
一本のりんごの木と一人の少年、あふれる愛とその愛に支えられる一生。あなたにもその木があるかもしれませんし、あなた自身が、その木のような存在になっていくのかもしれません。
図書館では、新旧ふたつの翻訳と、英語の原書で読むことができます。電子図書サービスでも、原書が読めます。幼い子どもが理解できる言葉で書かれた、世代を問わないこの物語を、りんごの実るこの季節に、味わってみてはいかがでしょうか。
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