ものしりはかせバックナンバー

このコーナーでは　図書館のしくみを　すこしずつしょうかいするよ！
みんなも　図書館ものしりはかせをめざそう！
(2007年　3-4月号　より)
今回のものしりはかせは、
「図書館の本はどのように並ならんでいるの？」


	図書館にはいろいろな本がならんでいますね。でも、読みたい本がどこにあるのか、探すのがむずかしいと思ったことはありませんか？今回のものしりはかせでは、こども図書室の本を、どのように探せば見つかりやすいか、案内したいと思います。


	「恐竜きょうりゅう」はどこ？みんなに人気のある「恐竜」の本。どんな本があるのかな？どのあたりにあるのかな？まずは、おーぱっくんで本を探してみよう！この本が見たい！と決めたらまずはメモをだしてみよう。探すヒントとなるのは、このメモのここにかいてある「請求記号（せいきゅうきごう）」。本の背にはってあるラベルの番号です。図書館の本はただ本だなに置かれているのではなく、同じグループどうしが集まってならんでいます。「請求記号（せいきゅうきごう）」にはどのグループかが書いてあり、本を探す住所になります。今回メモには「４５７」とありますね。まずは、この「４５７」のグループがどこにあるのかを探してみましょう。


	書架案内図しょかあんないずこのようなときに役にたつのが、入り口や柱にはってある書架案内図です。案内図のほかに、本を探すてがかりとして、柱や本だなの側面にあるかんばん（サイン）や、同じグループどうしがならんでいるということを表すための「分類版（ぶんるいばん）」があります。これらを見て「恐竜」の本を探すと・・・４１～４５８のサイン４５７　きょうりゅうの分類板　「４５７」のラベルがついた「恐竜」の本がたくさんある場所にたどりつけました。ここが「恐竜」の本のお家です。このように、同じグループ同士の本が集まっていることがわかりますね。

　日本十進分類表にほんじっしんぶんるいひょう

なぜ、「恐竜」の本が「４５７」なのかというと・・・
図書館の本は、日本十進分類法（にほんじっしんぶんるいほう）という方法で、
本のないようによって､わけられています。
いぜんのものしりはかせでも少し話がでてきましたね。

              ０・・・総記     そうき
              １・・・哲学     てつがく
              ２・・・歴史     れきし
              ３・・・社会科学 しゃかいかがく
              ４・・・自然科学 しぜんかがく
              ５・・・技術     ぎじゅつ
              ６・・・産業     さんぎょう
              ７・・・芸術     げいじゅつ
              ８・・・言語     げんご
              ９・・・文学     ぶんがく

　このような１０個からなる数字を元に、さらに細かく分けられていきます。
そうすると、「恐竜」は４５７という数字のグループになります。

              ０・・・総記     そうき
              １・・・哲学     てつがく
              ２・・・歴史     れきし
              ３・・・社会科学 しゃかいかがく
              ４・・・自然科学 しぜんかがく   
　　　　  　　  ４５・・・地球科学　　
　　　　　  　　  ４５７・・・古生物学・化石　← ここに恐竜がはいります  　
              ５・・・技術     ぎじゅつ                             
              ６・・・産業     さんぎょう
              ７・・・芸術     げいじゅつ
              ８・・・言語     げんご
              ９・・・文学     ぶんがく

ちしきの本		日本十進分類法で分けられた数字が書いてあります
にほんのよみもの		「Ｆ」と、作者の名前の最初のカナ１文字が書いてあります
えほん		絵をかいた人の名前の最初のカナ１文字が書いてあります。ア行～ワ行に色分けされたシールがはってあります
がいこくのよみもの		日本十進分類表で、９２～９９に分けられた国の数字と、作者の名前の最初のカナ１文字が書いてあります
小さな本		小さな本のコーナーにある本には、ラベルに「Ｐ」がついています
大きな本		大きな本のコーナーにある本には、ラベルに「Ｗ」がついています
文庫		文庫の本のコーナーにある本には、ラベルに「Ｂ」がついています
かみしばい	ラベルなし	タイトルを、ア行～ワ行で分けておいてあります「えほん」と同じように色わけがされています


	図書館へ来てくれるお友だちへ本に住所があって、それぞれのグループのお家があることがわかったよね。もし、住所とちがうグループのお家に入ってしまったら、その本を読みたいお友だちがさがせなくなってしまいます。本がまいごにならないよう、たなにもどすときは、きちんともとの場所にもどしましょう。館内に目をやってみると図書館の意外な発見ができるかも。探してみてもわからなかった時は、図書館の人に聞いてくださいね。図書館のしくみを知って、これからももっと、図書館へ来て下さいね！

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