このコーナーでは 図書館のしくみを すこしずつしょうかいするよ! みんなも 図書館ものしりはかせをめざそう!
今回のものしりはかせは、
『図書館のユニバーサルデザイン』
ユニバーサルデザインとは…… 「できるかぎり多くの人が利用(りよう)できるように、 製品(せいひん)や環境(かんきょう)、建物(たてもの)をデザインする」 という意味です。 <柏原 士郎[監修]『ユニバーサルデザインがわかる事典』(PHP研究所)より> 図書館には小さな子どもからお年寄りまで、 たくさんの人がおとずれます。 だから、だれにでもべんりで使いやすい図書館をめざして、 いろいろなくふうをしています。 今回は中央図書館のくふうの一部をしょうかいします。 バックナンバーの 図書館のくふう~みんなにやさしい図書館をめざして~ も見てね。
・だんさのないゆかと 車いすやベビーカーが通れる広いつうろ ・手すりと点字あんないのあるかいだん ・エレベーター ・点字ブロック ・点字あんない板・音声あんない ・しょうがい者用ちゅう車場 ・車いす用えつらんせき・車いす用OPAC(本をさがすためのパソコン) ・だれでもトイレ・オストメイト・手すり付きトイレ
・大活字(だいかつじ)本 小さな字が読みにくい人のために、大きな文字でいんさつされた本があります。 1階の大活字本コーナーで、だれでもかりることができます。 ・録音(ろくおん)図書 本やざっしのないようを録音したもの、 カセットテープやDAISY≪デイジー≫などがあります。 目が不自由で、文字の本を読むことができない方のためのしりょうです。 DAISY≪デイジー≫とは…… CDににていますが、CDよりも長い時間の録音ができるとくべつなしりょうです。 さいせいには、とくべつなきかいがひつようです。 ・点訳(てんやく)本 本やしんぶん・ざっしの内容を点字にやくしたしりょうです。 録音図書や点訳本は、えどがわ区以外のたくさんの図書館ときょうりょくして かしだししています。
<からだが不自由なため図書館に来るのがむずかしい方へのサービス> ・かりられる本やCDの数が多く、かしだし期間も長いです。 ・宅配(たくはい)サービス からだが不自由なため図書館に来ることができず、 代わりに図書館へ来られる人がいない場合は、 図書館のスタッフが、おうちまでうかがってかしだし・へんきゃくをします。
<目の不自由な方へのサービス> ・対面朗読室(たいめんろうどくしつ) ボランティアさんが対面でろうどくをする時に、かしているおへやです。 対面(たいめん)…ちょくせつ顔を合わせること。 朗読(ろうどく)…声を出して詩や文章を読むこと。 <新レインボー小学国語辞典(学研教育出版)より> ・録音室(ろくおんしつ) ボランティアさんが録音図書をつくる時に、かしているおへやです。 ・拡大読書機(かくだいどくしょき) 本を大きく写し出すことができます。 ・郵送(ゆうそう)サービス 点訳本・録音図書などのかしだし・へんきゃくをゆうびんでりようできます。 図書館には、(1)(2)のサービスをスムーズにおこなうために、 担当のスタッフがいます。
・高いところの本がとれるように、かるくてじょうぶなふみ台があります。 ・ブックシャワー 本をきれいにするきかいです。 たくさんの人が読む図書館の本はよごれが気になるという人も、 小さいお子さんのために本をかりたい人も、これで安心。 ・図書館の中で使うメガネやルーペがあります。 ・図書館の中で使う車いすがあります。 ・インターホン ペースメーカーなどをつかっている方は、図書館の入り口ゲートを通れない ことがあります。だからインターホンでよばれたら、カウンターにいる図書館 スタッフが、ゲートの横にあるドアのカギを開けて、中に入ってもらいます。 大切なインターホンなので、いたずらしないでね。 ・1階洋書(ようしょ)コーナーには、外国語の本がたくさんあります。 ・ホームページの一部を英語(えいご)やちゅうごく語、ハングルで 見ることができます。 ・各カウンターにカサ・つえホルダーがあります。
ほかの図書館でもいろいろなくふうをしています。 でもいちばん大切なのは、 どうしたらみんなが同じように利用できるかなといっしょうけんめいに考えること。 自分のそばにこまっている人がいたら、おてつだいすること。 そうしたいと思う≪きもち≫だと思っています。 これからも、だれにでもべんりで使いやすい図書館をめざしてがんばります。
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・2009年までのバックナンバー