図書館員のおすすめ詳細(こども)

どの本よんであげようか【幼児向け】

ゆきがやんだら ゆきがやんだら
酒井 駒子
学研
夜中からゆきが降り続いています。幼稚園のバスは動かなくなり、ママは買い物に行くのをやめました。遠くでお仕事をしているパパは帰って来られません。世界中にぼくとママしかいないみたいな、静かで特別な一日。
ゆきがやんだら、何ができるでしょうか?しんとしたゆきの日の描写が美しい、優しい絵本。
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読み聞かせ所要時間:6分
ねんねだよ、ちびかいじゅう! ねんねだよ、ちびかいじゅう!
マリオ・ラモ 絵・文  原 光枝 訳
平凡社
「ねんねだよ、ちびかいじゅう! にげるな、まてえーっ!」
無邪気に逃げるちびかいじゅうと必死な顔で追いかけるパパ。パパを散々振り回し、やっとねんねする間際のちびかいじゅうのことばは……。
寝かしつけるとき、なんとかして起きていようとする子どもに悪戦苦闘しているお父さんやお母さんは、我が家と同じだなあと思うのでは? 寝る前の読み聞かせにおすすめの本です。
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読み聞かせ所要時間:4分
ゆきのようせい ゆきのようせい
作 松田 奈那子
岩崎書店
土の中で雪虫が目をさまし、飛び立ちました。みんなに、「もうすぐ ふゆが くるよ」とお知らせしに行くのです。飛ぶのがへたくそな雪虫は、ちゃんとお知らせできるでしょうか。
おもに北海道から東北地方でみられる雪虫は、「冬を告げる虫」とも言われています。
かわいい雪虫のお話を通して、子どもたちと一緒に冬の訪れを感じてはいかがでしょうか。
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読み聞かせ所要時間:4分

どの本よんであげようか【低学年向け】

タタタタ タタタタ
りとう ようい/作・絵
鈴木出版
草原をチータがすごい速さで走っています。ガゼルを追いぬき、ヌーの群れにつっこんでも、とにかく走るチーター。そして最後は…!
広大なサバンナを走るチーターの躍動感とスピーディーさが絵を通して伝わってきます。
最後はチーターが走る予想外な理由が明らかに!
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読み聞かせ所要時間:5分
キツネの はじめての ふゆ キツネの はじめての ふゆ
マリオン・デーン・バウアー 作  リチャード・ジョーンズ 絵  横山和江 訳
鈴木出版
寒い冬がやってきました。はじめての冬を迎えたキツネは、冬が来たら何をするのか、動物たちに教えてもらいます。リスはどんぐりを集め、ひとつ残らず隠す。クロクマは体を丸めてぐっすり眠る。けれども、キツネはずっと起きていたい。そこで、キツネが見つけた冬の過ごし方とは?
おはなしを楽しみながら、動物の生態も学ぶことができる一冊。やさしいタッチで描かれた絵にも注目です。
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読み聞かせ所要時間:7分
あずき あずき
さく 荒井 真紀
福音館書店
あずきが作物としてどうやってできるのか、また、あずきがおいしいあんこになるまでを紹介している、ちしき絵本です。冬はあんこを使った、あたたかい甘い食べ物がおいしい季節です。最初のページのおいしそうなたいやきの絵に、目がくぎづけになります。
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読み聞かせ所要時間:5分

どの本よんであげようか【中学年向け】

いつまでいっしょ? いつまでいっしょ?
クリストファー・チェン 文  スティーブン・マイケル・キング 絵  なかがわ ちひろ 訳
国土社
いつもいっしょにいるネズミちゃんとパンダさん。なかよしの二人ですが、これから先もいっしょにいられるかネズミちゃんは心配になり「ねえ、パンダさん」とさまざまな問いかけをするのでした。愛と優しさにあふれたお話しに心温まる一冊です。
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読み聞かせ所要時間:5分
くつやのねこ くつやのねこ
いまい あやの
BL出版
あるところに、貧しいくつやといっぴきのねこがいました。お客が来ないため店を閉めようか悩んでいたくつやに、ねこは「よい考えがある」と言い、自分にりっぱな長ぐつを作ってほしいとお願いしました。くつやはこれが最後の仕事と考え、ねこに長ぐつを作りました。りっぱな長ぐつをはいたねこは、さっそく町はずれの森のおくにある大きなお城に向かいます。そこには町の人々がおそれる、魔物が住んでいたのです。
ねこと魔物のやりとりにドキドキするお話です。
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読み聞かせ所要時間:5分
ぬくぬく ぬくぬく
作 天野 祐吉   画 梶山 俊夫
福音館書店
さむがりのようかい、ぬくぬくは、ふもとに下りてきては人を驚かせるので、みんなに恐れられていました。
そんなある日、ひとりの女の子に出会います。ぬくぬくのことを、まったく怖がらない女の子に戸惑いながらも一緒に過ごすうち、ぬくぬくの気持ちは変化していきます。
最後にたくさんの子供たちとの場面が楽しく、ほっこりした気持ちになるお話です。
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読み聞かせ所要時間:7分

どの本よんであげようか【高学年向け】

北をめざして 動物たちの大旅行 北をめざして 動物たちの大旅行
ニック ドーソン さく  パトリック ベンソン え  いだ てつじ やく
福音館書店
冬の北極は、太陽の光が届かないため、雪と氷に覆われた暗い世界が広がっています。しかし、春が訪れ、太陽が見えるようになると氷は美しい黄金色となり、草花も芽生え、えさを求めて多くの動物が世界中からやってきます。そんな動物たちの大旅行を追いかけてみましょう。
地球温暖化により北極の氷は溶け続けており、北極に暮らす動物にとって大切な場所が失われつつあります。これを考えながら、この一冊を読んでみてください。
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読み聞かせ所要時間:10分
あの路 あの路
山本けんぞう・文  いせ ひでこ・絵
平凡社
 この路には、いつからか一匹の野良犬がすみついていました。どうしてそうなったのか理由はわからないけれど、野良犬には足が三本しかなかったので、三本足と呼ばれています。母親を亡くし一人になった少年が、唯一心を通わせることができる友だち、それが三本足でした。少しずつ成長していく少年と、別れるその時まで変わることなくそばにいてくれた一匹の野良犬。
たとえ言葉が通じなくても、一緒に過ごすなかで伝わるきもちがある。そんなことを教えてくれるお話です。
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読み聞かせ所要時間:9分
しあわせなときの地図 しあわせなときの地図
文 フラン・ヌニョ  絵 ズザンナ・セレイ  訳 宇野 和美
ほるぷ出版 
 戦争で、うまれ育った町をはなれなければならないソエは、町の地図にしるしをつけながら、思い出をたどります。つらい別れを前にして、うまれてからこれまでのしあわせを確かめ、必ずもどってくるとちかう物語です。
 美しくおだやかな日常を描いた絵と言葉は、この世界で起こっていることを、自分の目線でうけとめ、考えるきっかけにもなるでしょう。
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読み聞かせ所要時間:6分前後
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