図書館員のおすすめ詳細(こども)

どの本よんであげようか【幼児向け】

『ライオンとねずみ』 『ライオンとねずみ』
イソップ/原作 しもかわら ゆみ/文・絵
あかね書房
おはなしじょうずなねずみのイソップのもとへ、子ねずみたちがおはなしを聞きに来ます。今日のおはなしは「ライオンとねずみ」。ねむっているライオンの上に、うっかりのってしまったねずみは……。
イソップ寓話を、やさしい絵と語り口で伝えます。
●ご予約はこちら
読み聞かせ所要時間3分
『どんぐりたいこ』 『どんぐりたいこ』
ジェリー・マーティン/作 長澤 星/絵
鈴木出版
「どんぐりたいこ はじまるよ!どん!どん!どこ!どん!どんぐりどん!」とリズミカルな文章で始まるこの絵本は、韻を踏んだ文章で構成されていて読み聞かせにぴったりです。また最後にお月さまが出てきたり、巻末には色々な種類のどんぐりの紹介もあり、秋におすすめしたい絵本です。
●ご予約はこちら
読み聞かせ所要時間1分
『おおきな おおきな おいも』 『おおきな おおきな おいも』
赤羽 末吉/さく・え
福音館書店
 あおぞら幼稚園のいもほり遠足の日、雨が降ってしまい延期になります。子どもたちは「つまんない つまんない」と大騒ぎ。でも、一つねるごとにおいもは大きくなると聞き、紙をつなぎ合わせておおきなおおきなおいもを描きます。
 おおきなおいもをヘリコプターで幼稚園に運んだら、船にしたり、恐竜にしたりして遊び、おなかがへったらお料理をしておいもパーティ。そしておならで空に飛んで宇宙旅行。
 子どもたちの自由な発想が面白いお話です。
●ご予約はこちら
読み聞かせ所要時間7分半

どの本よんであげようか【低学年向け】

『だいくとおにろく』 『だいくとおにろく』
松居 直/再話 赤羽 末吉/画
福音館書店
流れのはやい大きな川に橋をかけようと、大工が川をながめていると鬼が現れます。かわりに橋をかけてやってもいいと言う鬼。次の日勝手に橋をかけられて、目玉をわたすか名前をあてろと鬼に言われた大工は驚いて逃げます。大工は逃げている最中に鬼の名前を偶然耳にして……。 
大工は一体どうするのでしょうか。
●ご予約はこちら
読み聞かせ所要時間6分
『ぼくのカキだよ!』 『ぼくのカキだよ!』
市川 里美/作
BL出版
ケンちゃんは秋が大好き。だって、秋にはカキがなるから!はやく食べたくて毎日カキの木を見に行くケンちゃんでしたが、まだ熟していないからもうすこし待ちなさい、とおばあちゃんに言われます。カキのとり方やことわざをおじいちゃんとおばあちゃんに教えてもらいながら、カキが食べられる日を楽しみに待つケンちゃん。でも、食べられる日を待っていたのはケンちゃんだけではなくて……。
物語を通して秋のおいしい果物の一つ、カキについてくわしくなれます。読みきかせのあとは、ついケンちゃんのようにカキが食べたくなるかもしれません。
●ご予約はこちら
読み聞かせ所要時間5分
『子リスのアール』 『子リスのアール』
ドン・フリーマン/さく やました はるお/やく
BL出版
 リスのアールはお母さんに言われて、ドングリ探しをおぼえることになりました。そこでまず、友達のジルに会いに行くと、くるみ割りきやスカーフをもらいます。それを知ったお母さんはアールに、ダメなリスになる、と叱りました。
 アールは赤いスカーフを袋にして、再びドングリを探しに出かけます。
 ところが、石の下や林の中をさがしてもドングリは一つも出てきません。疲れ果てたアールは、古いリスの穴でミミズクに出会います。
 ミミズクは、アールにドングリがどっさりなっている木を教えてくれました。アールはすぐに言われた場所に向かいます。
 「ナラの木の下にいる雄牛のコンラッドは、赤いスカーフを見たらおこりだすだろう」という、ミミズクの注意も聞かずに…。
 アールは無事にドングリを取って、お母さんの待つ家へ帰ることができるでしょうか。
●ご予約はこちら
読み聞かせ所要時間10分

どの本よんであげようか【中学年向け】

『がっこうにまにあわない』 『がっこうにまにあわない』
ザ・キャビンカンパニー/作・絵
あかね書房
7じ47ふん、ぼくは家からとびだした。今日は8じまでに学校へ行かないといけないのに、どうしてこんな日にねぼうしたんだろう。いつものつうがくろが、なんだかとおく感じてしまう。わにのいる水たまりをとびこえ、ぐるぐる長いほどうきょうをわたり。ぼくが学校にまにあったのかは、よんでからのおたのしみ。
●ご予約はこちら
読み聞かせ所要時間7分
『チェクポ』 『チェクポ』
イ・チュニ/ぶん キム・ドンソン/え おおたけ きよみ/やく
福音館書店
チェクポとは、本やお弁当を包む風呂敷のような布のことです。オギはおばあさんが作ってくれたチェクポで学校に通っていますが、新しいかばんを買ってもらった友達のダヒがうらやましくてたまりません。かばんを自慢するダヒがにくらしくなってしまったオギは、帰り道でついに大げんかをしてしまいます。二人は仲直りできるでしょうか?
とがった気持ちが優しくなっていく、美しい絵本です。
●ご予約はこちら
読み聞かせ所要時間10分
『もしきみが月だったら』 『もしきみが月だったら』
ローラ・パーディ・サラス/文 ジェイミー・キム/絵 木坂 涼/訳
光村教育図書
 女の子は、窓からみえるお月さまに向かって、何もしないで空に浮かんでいるのもいいかもね、と話しかけます。お月さまは、こう見えていろんなことをしているんだよ。たとえば、もしきみが月だったら……と、月のしくみを語り始めます。
 地球のバランスをとるのを手伝ったり、バレリーナみたいに地球の周りを回ったり、太陽の光を地球にパスしたり、海とつな引きしたり……。
 月の自転や引力、潮の満ち引きなど、私たちの生活の中で欠かせない月の動きや特徴を、お月さまがわかりやすく教えてくれる、かがく絵本です。
●ご予約はこちら
読み聞かせ所要時間7分

どの本よんであげようか【高学年向け】

『せんそうがおわるまで、あと2分』 『せんそうがおわるまで、あと2分』
ジャック・ゴールドスティン/作 長友 恵子/訳
合同出版
同じ日同じ町に生まれた、ジュールとジムは大のなかよしです。ジムは足も速く、体も強かったので、いつも先頭にいました。1914年のある日、成長した2人は、戦争に行くことになりました。戦争が始まり4年が経ったころ、国の代表が話し合い、11月11日の午前11時に戦争をやめることに決まりました。そしていよいよ!戦争が終わる2分前に、ジュールにとってとても恐ろしいことが起こってしまったのです……。戦争の悲しさを描いた、本当にあったお話です。
●ご予約はこちら
読み聞かせ所要時間8分
『おもいのたけ』 『おもいのたけ』
きむら ゆういち/文 田島 征三/絵
えほんの杜
どうくつから聞こえてくるきみょうな音は、キノコたちから水がしたたる音だった。音にさそわれてどうくつに入った動物たちには、そのキノコが自分のよく知る誰かの顔に見えて、つい本人には言えない「おもい」をさけんでしまう。動物たちはつぎつぎと入ってきて、キノコはたくさんの「おもい」をあびる。するとキノコはどんどん大きくなり数も増えて、ついにどうくつを飛び出した!?
キノコに「おもい」をさけんだことで、みんなの心は少し軽くなる。こんなキノコに出会ったら、あなたには誰に見えて何をさけぶのか。心の声に耳をかたむけるきっかけになる絵本。
●ご予約はこちら
読み聞かせ所要時間8分
『きんいろのしか』 『きんいろのしか』
ジャラール・アーメド/案 石井 桃子/再話 秋野 不矩/画
福音館書店
 むかし南の国に、金(きん)の大好きな王さまがいました。ある日王さまは、森で金色の鹿が金の砂を飛び散らせながら踊るのを見ます。王さまがとらえようとすると、鹿は森のおくへ逃げていきました。
 さて、森の向こうの草原にホセンという牛追いの男の子がいました。逃げてきた鹿はホセンに、自分の行方を追っ手に話さないようたのみます。ホセンは鹿との約束を守りますが、王さまにとらえられ「三日のうちに鹿をつかまえてこい」と命令されます。途方に暮れるホセンでしたが、けものたちの力を借り、金色の鹿を探す旅に出ます。
 長めの絵本ですが、けものたちが心優しいホセンを助け、賢い金色の鹿が強欲な王さまを打ち負かす、というお話の筋が聞き手の心をぐっとひきつけます。大きい子へのおはなし会のプログラムに、メインの1冊としておすすめです。
●ご予約はこちら
読み聞かせ所要時間15分
ページのトップへ